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dot architects 展「超並列」 @プリズミックギャラリー

LIVE ROUND ABOUT JOURNAL 2009 や先日の大阪でのシンポジウムにもご出演いただいた
dot architectsの展覧会のオープニングにいってきました。
場所は藤村さんの展覧会もあったプリズミックギャラリー

展示は全部で三つ。
一つ目は上の写真にある現在進行中の「住宅00」の模型。

dot architectsは今回の展示会のタイトルにもあるように「超並列」というのがキーワードになっている。
3人が模型、図面、ディテールを同時並行的に進め、そこで生じるズレを設計にフィードバックし、
また新たに設計を進めていくことで新築なのに、増改築建築の魅力を持った、
完成形のない建築を生み出そうとしている。
普通、住宅建築は竣工が最も美しい状態として建築家は設計するが、
この建築では時間と共に生まれる増改築などの新しい状況をフィードバックし、
新たな魅力に変える可能性を持っている。








二つ目は「超並列」というタイトルの模型展示。

二十二人の学生を集め、住宅00の周りに思い思いに増改築を行わせたコンセプト模型。
「ホームセンターで買える程度の材料を想定して製作すること」
というシンプルなルールのみで、製作をすすめてはいるが、
おのおのがその増築部との関係性や、採光、快適性などの暗黙知をもって設計しているので、
カオティックでありながらも破綻してるようには見えず、むしろ全体としては一つの建築や都市のようにも見える。

中央にある住宅00の模型が埋没し、オートポイエーシスのように増殖して広がっているのがとてもかっこいい。
世界のどこかにこんな建築があるのではないか?と思わせる魅力を感じる。






最後は
「Ultra Ordinary View 超日常な風景から」
というタイトルの映像作品。
住宅00の敷地を定点観測で10分間撮影したもの。
日曜の朝9時ごろ撮ったものらしく、時たま人や車が通るくらいのとても静かな場所といった印象。
普通の映像作品と違い動きがほとんど無いので、
絵画を見るときのように意識的に敷地のいろんな部位を見ることになる。
木が時たま風で揺れたり、カラスが鳴いたり、といった「日常」が普通の動画以上に強く耳に入ってくる。
聴覚を得るだけで敷地の経験がこんなにも補完されるというのは発見だった。

「建築を作ることで、この向こうの風景が見えなくなったり、みんなが使っていた駐車場がなくなるといった日常に、
建築という暴力を振るわざるを得ない、ということをしっかりと認識して設計を行なっていきたい」
と大東氏。
完成がとても楽しみです。

というわけで5/17(日)までやってますので是非。

| オープンハウス | 01:59 | comments(0) | trackbacks(52)